モドル

五行詩 千首行

★1-★  ★21−★  ★41-★  ★71-★  ★101-★  ★130-★ ★151-★

★1日目〜20日目★


側にいないことを
すぐに気づいてしまう
眠っているのに
目を覚まして泣く
ごめんね

NO.20 01/10/18(木)


空から落ちてきた雨が
小さな池を作る
子供は
雨が大切な水であることを
知る

NO.19-2 01/10/17(水)


雨のカーテンの向こう
色とりどりの傘が
流れて
ひとり
立ちすくむ

NO.19-1 01/10/17(水)


あなたの言葉
ひとつひとつに
一喜一憂
もっと
笑ってくれたらいいのに

NO.18 01/10/16(火)

WEBの言葉だけで
伝わるだろうか
泣いているだろうに
なにかしてあげたいのに
遠いね

NO.17 01/10/15(月)


無責任な
無神経な
言葉が痛いのは
自分が
拘っているせい

NO.16-3 01/10/14(日)

子宮は
微かに
疼く
もう
1年も経つのに

NO.16-2 01/10/14(日)


鼓動が
確認できない
ここにいるのに
まだ
ここにいるのに

NO.16 01/10/14(日)


明け方
子供が泣いている
そんなに
悲しく泣く理由が
どこにあるんだろう

NO.15-2 01/10/13(土)


子供のお腹を
さすりながら
魔法の手だった
母の
手を思い出す

NO.15 01/10/13(土)

ずっと
言えなかった言葉が
もう会えないとわかって
なお
胸を塞ぐ

NO.14-2 01/10/11(木)


遠くを見て
あなたは言う
風の
においが変わったね
秋だ

NO.14 01/10/11(木)


波たてる
黄金の海の
むこうで
子供が叫ぶ
夕焼け

NO.13 01/10/10(水)


その名のあなたに
出逢ったことは
運命
こんなに
嬉しい

NO.12-3 01/10/08(月)


言葉が
チカラを持つ
呪縛されて
動けない
悲しみ

NO.12-2 01/10/08(月)

言葉が
生むのは
愛ばかりではない
壁に
なることもある

NO.12 01/10/08(月)


月も太陽も
等しく見ている
なのに
還るのは
月のところ

NO.11-3 01/10/07(日)


空へ行けば
見えるかもしれない
あの子たちが
辿った
道程

NO.11-2 01/10/07(日)


言葉を発せずに
還る子供は
どこで
思いを
吐き出すのだろう

NO.11 01/10/07(日)


愛しさは
果てを知らず
どこまでも
広がり
ふくらんでいく

NO.10-2 01/10/06(土)


久しぶりに
会っても
言葉を交わすと
あの日に戻る
不思議

NO.10 01/10/06(土)

暗がりの
わずかな光で
君を見る
愛しさは
また降り積もる

NO.9-2 01/10/05(金)


信じてる
遠く
離れていても
いつか
会えること

NO.9 01/10/05(金)


空を飛び
海を渡り
せめて
思いが
伝わりますように

NO.8 01/10/03(水)


だれかを
思う気持ちは
いつも
暖かい
こんなにも

NO.7 01/10/02(火)


果てしない
夢の世界へ
飛び立つ
満月の
ちからを借りて

NO.6 01/10/01(月)


あのとき
言えなかった言葉が
すんなり出てくる
長い
時間が経ったから

NO.5-2 01/09/30(日)


壊れて
気がついた
どうして
忘れていたんだろう
大好きだったのに

NO.5 01/09/30(日)


悲しい叫び
天にこだまし
遠き地に
祈りは
満ちる

NO.4 01/09/29(土)


田んぼの畦を
赤く染める
花を
取り合った
古い傷

NO.3-2 01/09/28(金)


なつかしい
本の
言葉に躓いて
記憶の片隅へ
潜り込む

NO.3 01/09/28(金)


会いたいと
電話をかけることも
しなくなった
声さえ
思い出になる

NO.2 01/09/27(木)


子供が歌う
言葉の意味がわからない
涙が出てきた
もう
私には歌えない歌だ

NO.1-2 01/09/26(水)


空を見上げて
月のかけらを探しに出かける
つまづいたら
転べばいい
そして起きあがればいい

NO.1 01/09/26(水)

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