太平記(総集編・2)

NHK大河ドラマ総集編DVD 太平記 3枚組 NHK大河ドラマ総集編 太平記
 ■NHK大河ドラマ
 ■1991.01.06〜12.08
 ■出演:真田広之、緒方拳、片岡鶴太郎、陣内孝則、宮沢りえ、沢口靖子、高嶋政伸、大地康雄、フランキー堺、勝野洋、根津甚八、武田鉄也、赤井英和、近藤正臣、後藤久美子、小田茜

レヴュー

第3部「建武の新政」

幕府はついに敗れ、公家一統の世に。(武家側は当然不満だよね)
まだ若くて可愛い尊氏は「舞」を見た後の帰り道、松明片手に軽く舞っちゃったりして(笑)、もうお茶目さん(>_<)。

とか、微笑んでたら新庄先生(楠木弟)たちの襲われ、金八さん(楠木兄)に助けられます。
でもきちんと立場と現状を把握してるので金八さんを優しく許しちゃいます。
かなり可愛い尊氏♪

さて、帝はお利口と思ってたけど存外お馬鹿さんだった(酷)。
尊氏のおかげなのをスッカリ忘れたかのごとく、軽く尊氏をいじめます
(親王が尊氏暗殺未遂→北条家残党の反乱→都に足留め→鎌倉陥落→親王暗殺)

なんだかんだ言っても武士たる者は主君に忠誠を尽くすもの。
とバカ正直な尊氏ですが、そろそろ「足留め」にも我慢の限界。
ふてくされて井戸の水をぶちまけたりお怒りです。

汗まみれでセクシーな尊氏は濃ぃ〜部下たちのドンチャン騒ぎに腹を立てますが、彼らは出陣できないやるせなさを訴えていたのです。
なぜか柄杓を持ったまま彼らの気持ちを察します。
その時、早馬が来て仲間の討死を知り出陣を決意します。
皆はその言葉を待っていたのです。
やっぱりどこでも「愛されキャラ」な真田広之(ノ≧▽≦)ノ。

立ち寄った美濃の國には藤夜叉がいて、みょ〜な音楽とともに「あのこと」がフラッシュバック♪
(欲情する真田氏の目って、目って.........大好物!)
「お殿様の手でゆっくり暮らせる良き世をおつくり下さいませ」
を最期の言葉に藤夜叉、尊氏の水分調節自由自在な目の下永眠。

さて、帝は逆ギレ中。(やれやれ)
勝手に尊氏を逆族とみなしたばかりか、討伐に新田(ダンディ根津)を起用。
なんちゅうサイアクな人選。
「我らは共に源氏」で二人なマブだち(死語)なのにさー。・゚・(*ノД`*)・゚・。。

同情すべきは新田さん。
帝の命には逆らえないもんね。
なのに、プリティー尊氏はそれでも帝軍との戦を避けるために隠遁していた。
さぁ、この辺から見せ場に突入!

右馬助から戦況を聞き激叱咤される尊氏は....
な、なんと!被髪にお髭
きゃー!若い頃の氏尾さま!?
(ある意味正解 (-_-;)?)
その姿で思い悩んでうるるん瞳ビーム!
で、目ぇ見開いてドスの効いた声で
「兵を集めよ!!」
嗚呼、腰に響く尾てい骨直下型ヴォイス♪

んで被髪で乗馬なんて、
きゃー!反則ですよー、尊氏さま!
カッコいい━・:*(〃∇〃人)*:・━!!!!!
そこでキメ台詞はもちろんっ
「南無八幡大菩ぁ〜薩!」
(やっぱり道尊さまだ★)

こんな男前な尊氏が呼びかけりゃあ、あっさり寝返りロッカーズ陣内をはじめ次々と尊氏側につき、気がつけば大軍になってました(笑)。
そして、尊氏は新田、楠木らと戦わねばならなくなったのです。不憫なヤツ。
戦上手な尊氏は吼える!
しかし、戦場で金八さんを見つけ切ない眼差しを送っちゃいます。


 第4部「南北朝動乱」

雅びなお声のどっから見ても道尊な尊氏は征夷大将軍に。
しかし、政治面を直義(ホテルマン高嶋)に任せたところから内乱が起こります。
自分のことより、世の太平を願う尊氏なのに、誰も言うこと聞きませんヽ(`Д´#)ノ

父・真田氏 + 母・りえちゃん = 息子・筒井道隆?(なぜに?)
と言う誰も納得しない直冬ですが(毒)、メンドクサイ敵(?)になります。
烏帽子、装束、髭が似合いすぎる真田氏をよそに、新田死す、享年38才(え?)

 後醍醐天皇死す→後村上天皇へ
 尊氏、喪に服す(道尊さまだよ、やっぱり)
 北条、北畠、新田(南朝は帝という軸を失い)反乱
 直義(高嶋)、戦果を上げた諸直(柄本明)暗殺未遂
ザッとこんなことが起きますが、尊氏は静観。(いいのか?)

それにしても相変わらず誰も言うことを聞きません(やれやれ)。
とくに言うことを聞かない弟・直義に政治から引き下がるよう諭します。
でも権力の座にしがみつくアホな弟に無駄な戦を無くそうとする兄は

「わたしを困らせるな」( ´△`)アァ-

と、優しく且つフェロモンたっぷりに言います(ノ ̄▽ ̄)ノ〜〜
かなりいい感じのお声です、たまりません。
できればベッドの中でそっと囁いて欲しいですね、迷わず成仏しますからっ
(何のお願いだよ。)

と、たった一言で萌えさせるあたり実に素晴らしい表現力だ★
(真田血中率がガンッと上がったのはワタクシだけデスカ?)

さて、常に正しい判断なのにやっぱり誰も言うことを聞きません(あらあら)。
このあたり、結構なジジィになってる尊氏さま。
でも誰も言うことを聞かないので老体にムチうって出陣です(ファイト!)

 直冬倒伐→死を持って諭した大地康雄、泣けるぜぃ。
 直義軍勝利→尊氏軍敗退。
 諸直の身柄を決して渡さない姿勢に諸直(柄本明)泣きくずれる。
 しかし諸直暗殺。

諸直の遺体を無言で見つめ、うるるんな瞳で何を思うか.......、尊氏よ。・゚・(*ノД`*)・゚・。

 詮議。
勝利した直義(ホテルマン)はウキウキと兄を待つ。
しかし、現れた尊氏は重々しく険しい表情で自分が征夷大将軍であることを皆の前で改めて知らしめます。
圧巻です。
かなりカッコいいです(≧∇≦)ъ

皆に厳しい激をとばし威圧し、立場をわきまえさせるのです。
のぼせあがった者どもを力技でねじ伏せ圧倒的な存在感を見せつめます。
でも、かすかに肩で息するあたり「決死の覚悟」が伝わってきます

身内はやっぱり言うことを聞きません┐('〜`;)┌

息子・義詮が桃井を闇討ちしようとして失敗し、戦のきっかけを与えてしまします。
パパはかなりお怒りです。
いやぁん、怒る顔もステキィ!
怒られたいっ(ノ≧▽≦)ノ

と言う妄想は置いといて、器の小さいバカ息子を優しく諭します。

嗚呼、なんて懐の深い将軍さまなのでしょう!(* ̄。 ̄*)ウットリ。

そして始まる 尊氏 vs 直義
しかし、やぱり尊氏の方が格上で直義を負かします。
んで、説得にも折れない弟・直義に尊氏はとうとう毒を盛るのです。
このへんの真田氏のすげージジィぶりは必見。

けどねー、直義は「兄上、来世ではケンカをせぬ兄弟に生まれてきたい」
などと言うあたり兄から殺されるのは本望であったに違い無い。
そんな弟を直視できない兄は「本尊の正体であった小さいみにくい木切れ」の話しをはじめます。
「あれは神かも知れぬ、と思うのだ。わけもなくそう思うのだ。そう思わねば...」

直義に毒がまわりはじめます。
お互いの立場が大きく成り過ぎてしまった兄弟。
愛する弟を殺さねばならぬ立場に追い込まれた兄
号泣しながら至近距離で

「殺してしまった....弟を殺したーーーっ!あーーーーっ!!
父上!母上!弟を.......、弟を...........」

切ない決断。悲劇の兄弟。
涙まみれの尊氏。
もう涙で貴男の御姿が見えません......。

さて、かなりジジィ化は進んでるのにはだけた背中の筋肉が隆々なのは置いといて、

「わしはまた生き残ってしまった」

と、ほんとによぼよぼじーさんに見える素晴らしい真田広之の演技力を堪能しよう。

って言うか老人な真田広之を見て
介護したい\(▽ ̄\( ̄▽ ̄)/ ̄▽)/!
と思ったのはワタクシだけデスカ(-_-)?
身体とか隅々まで拭いてさいあげたい!
という欲求にかられるのはワタクシだけ( ̄ー ̄)?
老人なのにフェロモン爆発なあたり実に素晴らしい!

ビバ!太平記!!

 1358年
尊氏、54才(隣の陣内、なぜか若い)
うららかな春に身を委ね、やっと手にいれた平安(よかったね)
「長い旅をしたのぅ」
うんうん、波乱万丈過ぎた人生だったね。
波乱に満ちた日々と引き換えに太平の世を作った尊氏。

その後、栄えたよ室町時代!
だって、孫は金閣寺建立して「一休さん」によく登場してたから\(*T▽T*)/


何だか足利尊氏をかなり好きになりました。
こんなに男前で魅力的な人物であったのかはわかりませんが、真田広之が熱演したのです。きっと素晴らしい武将であったのでしょう。

 総集編の感想なので、本編全部観た型はさぞや欲求不満な文章なことでしょう。
ごめんなさいm(_ _)m


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