NHK大河ドラマ太平記(3) 風雲児

NHK大河ドラマ 太平記 完全版 第一巻NHK大河ドラマ 太平記 完全版 第一巻

1991年1月~12月 NHK総合テレビにて放送

【キャスト】 真田広之、武田鉄矢、陣内孝則、柳葉敏郎、高嶋政伸、根津甚八 沢口靖子、宮沢りえ、後藤久美子、樋口可南子、原田美枝子、 片岡鶴太郎、大地康雄、榎木孝明、勝野 洋、柄本 明、近藤正臣、 緒形 拳、フランキー堺、片岡孝夫(現・片岡仁左衛門)ほか

レヴュー(第3話)

非常に込み入った時代背景の大河ドラマ。
次から次ぎに重要な登場人物が現れるし、その人それぞれに野望なり陰謀なりがございましてまさしく混乱極まりない物語りでございます。

 さて、父・貞氏の計らいにより母の故郷である京にのぼった高氏。
伯父にあたる上杉憲房の家に身を寄せることになりました。
そこでつまんね〜話しをつまんなさそ〜に聞く甥っ子。
欠伸をかみ殺し、眠気覚ましにお菓子をもぐもぐ。
いたずらっこな面持ちの
チャーミング目ビーム★
で、軽く視聴者を悩殺( ̄TT ̄)鼻血ぶー

 京の街。
さて、ラブリー高氏くんは右馬介を一緒に観光に出掛けました。
京の観光にふさわしく右馬介のたてたプランは寺社巡り(-_-;)。
しかし健康な若い男子にはお気に召さないご様子。
ここでお待たせ
ちょっぴりスネて見せる甘えっ子目ビーム★
で、軽く視聴者を翻弄(だからホントかよ?)

 なんてことをやってたら目の前を女車が通過。
香しい匂いに男性ホルモンを「やや」刺激されたお坊ちゃんとお付き。
速攻で後を追ってみました。
ここで思春期の青年特有の
異性にトキメキきらきら目ビーム★
で、軽く視聴者の母性本能をくすぐる(ホンマかいな?)

 そんな感じで京の街を堪能している高氏の目に飛び込んできたのは、朝廷が配付する米に群がる人々。
右馬介から今の幕府(北条)のやり方では民を餓えていることの現実を知らされる。
幕府と朝廷の在り方の中に足利の立場を考えさせられたのか、高氏は神妙な面持ちになって
切なげセクシー目ビーム★
で、軽く視聴者の心を掌握(マジっすか?)

 その時、高氏はあの山伏のことを思い出しひとり感傷に浸っていた。
そしたら坊ちゃん迷子になっちゃったよ(-_-;)
ハッ、と我に返り「右馬介〜っ!」と恥も外聞もなく叫んでみたりして。
人込みのなかで不安そうな表情で
置き去りにされた子猫ちゃん目ビーム★
で、軽く視聴者を犯罪(捕獲)に走らせる(仕方あるまい)。
かなり可愛い高氏くん。
思わず保護して軟禁してしまいそうです(コラ)。

 *****

 迷子になったお坊ちゃんが辿り着いた場所は「醍醐寺」。
そうそこはあの山伏から書いてもらった住所だったのです(よくわかったな)。
で、拾われてきた子猫状態の高氏は中に通されます。
だけど若者の好奇心を誰が止められようか?いや、止めれまい。
そういうワケで勝手にお庭の散策開始。
しかしかなり奥深くまで侵入し、ここまでいくと明らかに
住居不法侵入(捕まります)

 そこで高氏は見た!(家政婦かいっ)
雅びなるお姿で扇に書をしたためる気品漂う御仁を!
今までに見たことのない高貴な御姿にしばし我を忘れウットリと覗き見。
どーも高氏くん男女問わず「美しい人」には弱いらしい(私的見解)。
そこへどーでもいい三人組が古語で会話しながら登場。
その者どもに向かい御仁が投げた扇が明らかに不自然に高氏のもとへヒラリ。
思わず扇を取っちゃう素直なお坊ちゃん。

その時、御仁に見つめられて
胸きゅんドキマギ目ビーム★
で、軽く視聴者に片道切符配付(もう戻れません)。
ヤバイくらいに可愛いお目々を大きく見開いて油断しまくったムード満点。
もう食べちゃいたいっ

 さて、どーでもいい三人組のうちのひとり文観が「誰だ?」と古語で詰め寄り、名家の武家の嫡子らしく思わず顔を隠す高氏(もう遅かろう)。
そこへ(やっと)日野俊基参上!
ってか、見てたんだったら早く助けろよ!
あの時の小汚い山伏の姿から一変、上品な装束に身を包んだ日野。
高氏くんは一瞬わかりません(ォィォィ)。
だけど美しい人が好き(らしい)高氏くんはまたもやここで
溶けそうなウットリ目ビーム★
で、軽く視聴者を官能の世界へ導きます(嘘です)。

 改めて日野に自己紹介され多大なる身長差から
上目使いでそれを受け止めるサナーが絶品ラブリー(鼻息)!
嬉しいようなちょっと困ったような可憐なムードが……(自主規制)。

 *****

 寺の一室に通され、実は蔵人だった日野さんの正体。
ここであの雅びなる御仁こそが時の帝であることを告げられます。
高氏は初めて帝を見た、という事実にビックリ。
思わずハトマメ目ビーム★
を無意識に炸裂してしまいます。

 でね、今の幕府の腐敗した政治を討伐するために「鎌倉を討ちたい」と日野から持ちかけられ、しかも「足利が動けば源氏が動く。」と軽く脅迫(?)されてしまいます。
これっていわゆる『密談』です。
それにことの首謀者は帝だと言うではあ〜りませんか!
もうビックリ仰天☆声も出ない高氏。
お目々クリクリでごくりと唾を呑み込みます。
聞いてるだけで体に力が入り、思わずにぎり拳をにぎっちゃいます。
晴天の霹靂ビックリ目ビーム★
で、軽く視聴者の気持ちを揺さぶりながら日野の話しに聞き入る高氏。

「源氏が動けば天下が動く。」

と後々の伏線を語りつつ日野は楠木の存在を教えます。
「この日野にたばかれたと思い楠木殿に会って下さい。」
「夢語り、と思うて。」
と口説かれますが、ここで言いたい。
誰にも聞かれてまマズイ密談ということは重々承知ですが
若い男子を寺の密閉した一室に連れ込むのはどうだろう?
犯罪の香りがプンプンしてまいりました(笑)。

 *****

 実は役に立ってないじゃん!
の勢いで坊ちゃんを見失ったお目付役・右馬介は上杉邸に戻り、六波羅軍が日野捕獲にでたことを知ります。

 *****

 そんなこととはつゆ知らず、高氏は日野に案内されて淀の津へ来ました。
物流の拠点です。
ここでも政治的なしがらみで日野は北条に軽く絡まれます。
どこまでも腐った北条を目の当たりにする高氏。
ここでもまた北条による不条理な小競り合いがぼっ発。
そこへ
出た------------!新庄先生!
…じゃなかった、楠木正季見参。
何で思いきり関西弁なの?
という軽い疑問はさておき、その騒ぎを一瞬にして静める豪快さ。
今までにないキャラクターに
高氏は目が点(・_・;)。
世の中の広さを知るのでした(まこと都とは奇なるところでござるのぅ)。

と高氏があっけにとられてる間に楠木は日野に狙われてることを告げます。
そしてチラリと高氏を一瞥するとそ知らぬ顔で去り行く。
という随分、身勝手な行動に出るのです。
-------えっ?!
おいらは置き去りかいっ
とキョトーンとしている高氏。
ボクはどうすればいいの?って
戸惑うお子ちゃま目ビーム★
で、軽く視聴者の庇護欲をそそるのです(守ってあげたい)

 ここでやっと馬右介が登場し、日野が狙われてることを知る高氏。
また、仲いいんだよねこの二人。
まさしく美女と野●(違)。
しかし、知り合いの危機を高氏は知らんぷりできません。
着物の飾り紐でたすきがけをします。
そう助けに行こうとするんですね。
紐を口にくわえて身支度をサラリと整える自然かつ優雅な動きにウットリ。

 そして、馬に跨がり六波羅軍に襲われる日野のもとへ。
敵の中に入り日野を救出&二人乗り!
めちゃめちゃ歯を食いしばってるとこが可愛い★
そしてトンズラこくんですが、この時スタント無し二人乗りで塀越え!
やはりJACは健在!
すげー!
乗馬の大会とかでも見たことねーっ。
さすがはアクションスター★
新庄先生の助太刀もあり、二人は逃げきります。
この時のマダムキラー(日野)の公家らしい高らかな笑い声を背に
高氏の精悍な顔つきがメッサ男前!!
カッコいい〜。

 *****

 ここまでくるとかなり身勝手な性格だと判明した日野は、性懲りも無く自己判断で高氏を夜の京へ連れてきてとある屋敷へ入ります。
もちろんここまで何の説明もありません。
自ら誘拐されたような高氏ったら、
ちょっぴり怯えるチワワのような目ビーム★
で、軽く視聴者に某CMのチワワのく●ちゃんを彷佛させます。
(ほとんど言っとるやんけ)

でさ、通された部屋にはキィの高い声質で立花に励む派手な衣装の九州人がいます(久留米の人です)
「キィの高い声質」で哀川翔と思われた方は残念でした。
って、誰も思わねーよっ。

 そう、近江の源氏・佐々木道誉(陣内孝則)です。
その着物のセンスはどーよ?
なんてダジャレも入れつつツッコミを入れる間もない程にしゃべりまくる佐々木さん。
ハッキリいって挙動不審なヘンなおっちゃんです。
そう思った(かどうかはわかりませんが)高氏は
素直に警戒心バリバリ目ビーム★(上目使いがポイント)
で、軽く視聴者の捕獲意識を仰ぎます(大袈裟)

 ここで日野と佐々木は「北条を討つ」話しをするわけです。
聞いてしまっては足利家として立場が悪くなる高氏。
しかし罠にかかった獲物はそう簡単には逃さない中年の男二人。
もう言葉も出ない程
困ったちゃん顔の高氏v( ̄ii ̄)v
佐々木さんに後ろをとられ、動けない高氏をしり目に日野さんは身を案じてとっとと逃げちゃうし(笑)、佐々木さんは強引に迫ってくるし(爆)。
おっちゃんズからモテモテな高氏(誤)。
ここでまたもや置き去りにされ切なそうな高氏(喜)。
すっかり畏縮しちゃってる小さな子どものような高氏(嬉)。

ザッツ デリーシャス( ̄〜; ̄)★

佐々木さんじゃなくても強引に引き止めたくなるってもんサ。
ほぼ軟禁状態になり腹をくくった高氏。
佐々木さんに誘われるがままに宴の席へ。

 *****

デタ--------!
花夜叉一座!!

そしてキタ━━━(゚∀゚).━━━!!!
上手いのか下手なのか素人には皆目わからん舞!

もう逃げ場のないことを悟った高氏はお酒なんて飲んじゃってマス。
そしていやらしく迫ってくる佐々木さんに誘導尋問されます。
しかし、こんな見るからにアヤシイおっちゃんに本心など言えようか?
普通は言えまい。
そういうワケで「天晴れなおトボケぶり」をご披露するのであった。

 序々にお酒がまわってきた高氏。そこへ
キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!!
厚化粧でも可愛いらしさは天下一品
宮沢りえ(藤夜叉)!!

基本的に惚れっぽい高氏はウットリ釘付けの
恋しちゃった男の子目ビーム★
で、軽く視聴者の鼻血を流出させます(お前だけだっつーの)
この目はかなりトレビア〜ン!
キケンな世界へ行ってしまいそうです。
こんな目で見つめられたら…(動悸)。
こんな目で見つめられたら…(息切れ)。
こんな目で見つめられたら…(目眩)。
こんな目で見つめられたら…(呼吸不全)。
こんな目で見つめられたら…(昇天!)

 さぁ、そんな可愛い女の子がお酌にきました。
高氏の心臓は今にも飛び出てしまいそうな程ドキドキなことでしょう。
でも、平静を装ってみせる姿がウブよのぅ(悪代官)。
間近で見てもキレイな藤夜叉にぎこちない高氏。
体に力が入っちゃいます。

だ----------っ!
青春だよっ!!
恋だよっ!!!
相手に不足無し!!
(お互いにな)

 そしてココからはじまるトンチンカンな会話。
高氏「熱いのか?」
藤 「舞は熱うございます。」
高氏「舞ってる時は何を思うておる?」
藤 「早く終わらぬかと。」
高氏「終わったら楽になれるか。」
  ・
  ・
  ・

など噛み合ってるのかいないのか微妙なムードの二人です(笑)。
ですが、舞いの感想を求められ今まで幼いトーンで喋ってた高氏がイキナリ、、、

「舞は見事でした。」

ぞくぞくしちゃう★セクシーヴォイス&優しい眼差し攻撃!

で天然なええ男オーラをぶちまけちゃいます。
で、ここで軽く視聴者のハートを鷲掴みです!!
もう〜っ、動悸が高鳴っちゃう☆
真田さんはこうでなくっちゃ!
そして、自分の杯に酒をいれて藤夜叉にすすめます。

この時、
え?高氏も藤夜叉も一体何歳なんだ?
(保護者同伴だからいいのか?)
とか、大男(ストロング金剛)と小男(Mr.オクレ)の芸は面白いのか?
など、気になる点もございますが敢えて触れますまい。

 *****

 灯明の光りだけの薄暗い室内。
そこで子どものように眠る高氏。
うつ伏せで顔に横に手を持ってきて、もう可愛いっからありゃしないっ
その傍らには母のような優しい眼差しの藤夜叉。
ウットリ見つめる藤夜叉の気持ちはよ〜くわかります。
ずっと見ていたいような無防備な寝顔(鼻息)。

するとうっすら目覚める高氏。
トロけちゃうトロロン目ビーム★
で、軽く視聴者も一緒に蕩けます(クラクラ〜)
ちょっぴり寝ぼけた吐息まじりに(荒息)
「いかがいたした?」
って、全く空気の読めない高氏がお茶目。
警戒心ゼロのホロ酔いサナー!(絶好の捕獲チャンス!!!)

「あまりお酒は強くございませぬな。」
と明らかに年下の女の子から言われちゃう高氏。
「皆様はもうお休みに…。」

「屋敷に戻らねば。」
な〜んて(たぶん)心にも無いことを呟くええとこの坊々。
空気読め。
だーかーら、こんな時は女子の方から積極的にレッツゴウ!
「夜が明けるまで門は開きません。今宵はお守りするように仰せつかっております。」
と、ちょっと恥ずかしそうに照れながら言う藤夜叉。
高氏の鼓動は高鳴ってることでしょう。
二人きりだよドキリ目ビーム★
で、軽く視聴者は高氏の心迫数が上がる気配を感じます。
どきどきどきどきどきどきどきどきどき……。

ここで灯明の消えるタイミング良過ぎ!

どっかで佐々木さんは見てるな、きっと。
で、まだ今イチ空気の読めない高氏は火をつけようと灯明皿に手を伸ばし…、
その伸ばした手を藤夜叉に握られ
思春期ドキドキ目ビーム★
真田さ〜ん、そんな目で見つめないで〜っ
あどけない少年の瞳から男になる10秒前!

*そして藤夜叉に習おう!ザッツ テクニック!*

1,「お手が火のように熱うございますね。」
→現状を知らせる。

2,「どんどん冷たくなる。」
→未来の予告。

3,有無を言わせず、男子の手を胸の内へ。
→これからの予想観測の前兆。

4,相手の行動を見る。
 ↓
 相手の行動。
 「そなた…。」
と、肩に手をまわしためらいがちに触れる。

5,そのまま現状維持。

ここまでやっておけば、健康な若い男子ならば確実に食い付きます!
高氏くんも例にもれず、思わず後ろから力強く抱き締める。

藤夜叉の作戦勝ち!!

そんなワケで高氏は若い欲望のままに愛しい娘を優しく押し倒し体を重ねるのでありました!
そうこの場面に相応しい諺はただ一つ!

据え膳喰わぬは男の恥。

りえちゃんくらい可愛いかったら是非挑戦したい作戦です。
もちろん相手は真田さん限定です★

 *****

 夜が明けました。
ゴロリンと寝返りうって寝床から落ちる高氏。
アイタタ、ちょっと二日酔い気味のようです。
おや?
様子がヘンです。
もしや昨夜のことは夢だったのでしょうか?
否。
だって、桃色の女物の着物はかけてあるし、佐々木さんの立花もあるし、紙吹雪もそのまま片付けられてない。
だけど、人の気配がない。

「皆、何処へ?」

ちょっぴり不安気な泣き出しそうな目ビーム★
を出したところで誰もいません。
佐々木邸は突然、もぬけの殻になっていたのです。
もうワケが分からぬ高氏(そりゃそーだ)。

そして、外を見れば無数の赤いのぼりが!
赤、すなわち平家・六波羅軍が動き出したのです。

って、今回も置き去りにされた高氏くんでありました!(ザッツ 放置プレイ(違))

そんなに置き去りにするなら持って帰っちゃうよ〜!


 そんなワケで第三話。
平家(北条)の腐敗しきった政治に怒りすらおぼえてる源氏の皆さん。
帝も乗り出して鎌倉殿を討つことに。
しかし、それがバレちゃって困ってしまってわんわんわわん。
源氏でありながら鎌倉で平家のしたに在る足利家の立場危うし!
源氏を動かすためには「足利」の存在が必要なのであの手この手で迫りくる源氏。
微妙な位置にいるのさ、高氏は。

 しかし、高氏と藤夜叉は一夜をともにした場所があの大広間とは。
しかも左右に仕切りがあったか?
だだっぴろい場所で若さ爆発なお話でした(エロオヤジ)。

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