父の存在というのは とても大きい。
子育てをしながら、母そっくりな自分を実感せずにはいられないけど
仕事をしていると、以外と父に似ているのかも、と思う。
まだ中学生くらいの時
普段は仕事でほとんど顔もあわせない父が酔っぱらって帰ってきて
めずらしくテレビの前に座っていると
「今こんな本読んでるんだけど」とかって、話をしにいって
するといつの間にか、兄弟みんなが集まって、あれこれ遅くなるまで
話すことが時々あった。
たとえば父も兄も夢中になった古代遺跡の話。
それにUFOだったり、日本や世界の古代史だったり・・・
父の小さいときの話。じいちゃんひいばあちゃんたちの話。
何を話していたか、よく覚えてないけど
その時間が私はとても楽しかった。
そのおかげで古代史や世界史とどまらず、信心深い娘にそだったんじゃないかな?
父は長いことPTAやら、農協やらの役員をして、
工務店だった会社を株式会社にして、区長とか町議にもなって・・・
そうして、今の父に何が見えているのだろう?
そう思っていた。
たまに実家に泊まりに行っても、会えないことが多くて、
ゆっくり話すことなんてほとんどできなかったんだけど
昨日は久しぶりにゆっくり話をすることができた。
兄とやってるNPOの事業の事で相談があってそのことを話したりした。
それには様々な問題が隠れていて、少子化高齢化過疎化
そんなものをふまえての町づくり。これからを見据えての町づくり。
同じように考えていてくれることは心強かった。
けれど、議員だからできること。議員だからこそできないこと
そんなことがあるのかもしれない。
そんな経験をして、これから父は何処へ行くんだろう。
まだまだなんかやってくれるはずと楽しみなんだけどなあw
それから、私の進む道を過たぬよう、諫めてくれるはずの大事な人だから
長生きしてくれないと困るなあ。
(奇しくも今日は父の65回目の誕生日だった)
またこんな日が来ることを楽しみにして、
私も少しでも父に近づけるようにがんばらなくっちゃ。