西九州新幹線が開業し西九州旅行に来た人が、嬉野市に宿泊し西九州各地の旅行を楽しむ時代へ。

かっては大正から昭和にかけて嬉野温泉街(同市嬉野町)と塩田(同市塩田町)を結び、
わずか16年で廃止になった「幻の鉄道」と言われる電車が走っており、鉄道は肥前電気鉄道が運営し、
大正4(1915)年に開業。嬉野−塩田間約10キロに九つの停車場を設置し、30分で結んだ。
嬉野や今はない畦川内(あぜかわち)の湯治客など最盛期は年20万人を超す乗客を運んだようだ。
ところが昭和6(1931)年末、廃止になった。

過去にはその様な時代もあった嬉野市ですが、近年は旅行客の宿泊も減少気味。
嬉野市は、佐賀西部に位置する温泉地帯で宿泊施設も多く、観光で成り立つ町であることは
間違いない所ですが、交通網にやや不便性があり長崎などの観光地と結ぶ所要時間的にも
不便な状況でした。


しかし、30年前に九州横断道長崎自動車道が完成し、武雄市から佐世保方面(ハウステンボス方面)
の有料道路完成し、いよいよ10月23日に開業する武雄〜長崎間の西九州新幹線の利便性は、
嬉野市へのかってない旅行者の宿泊利用が見込まれます。