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コンディショナーもトリートメントも、つけてから少し時間をおいた方がよい。 |
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「トリートメントは髪になじませてから、少し時間をおいた方がいいけれど、コンディショナーやリンスはすぐにすすいでもいい」という話、よく聞きますよね。しかし実際には、コンディショナーやリンスも、髪になじませてから1分ほどおいた方が効果があります。というのも、成分が髪に吸着するのに、30秒〜1分ほどかかるからです。これまですぐすすいでいた方は、今日から1分ほどおいてみてください。トリートメントの場合は、商品によって多少異なりますが、約3分を目安にしましょう。 | ||
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コンディショナーやトリートメントは、十分にすすいだ方がよい。 |
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コンディショナーやトリートメントは、“軽く”ではなく、“十分に”すすいでください。確かに5秒すすぐのと30秒すすぐのとでは、5秒の方が成分はたくさん髪に残りますが、それが逆にベタつきや地肌のかゆみの原因になることもあります。商品には「シャワーなら30秒程度」と書いてありますが、よくすすいでも効果が出るように設計されているので、30秒以上すすいでも問題はありません。すすぎの目安がわからない方は、「ヌルヌル感がなくなって、もうこれ以上すすいでも髪の手触りがわからない」という状態を目安にするといいでしょう。 | ||
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コンディショナーの後、トリートメントを使っても、効果はない。 |
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シャンプーしただけの髪にくらべ、コンディショナーを使った髪は、より油になじみやすい性質(疎水性)になります。そのため、シャンプー&コンディショナーの後に、トリートメントを使うと、トリートメント成分(疎水性)が髪に残りやすく、シャンプー後、トリートメントだけを使った場合に比べ、その効果 が高くなります。また一般的に、傷んでいる髪は、油をはじく性質が強いので、トリートメントののりが悪く、その効果も弱まりがちです。傷みが気になる場合は、コンディショナーとトリートメントの併用が効果 的ですので、ぜひお試しください。 | ||
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コンディショナーやトリートメントは、たっぷり使った方が効果がある。 |
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コンディショナーやトリートメントを必要以上にたくさんつけても、すすぎのときに洗い流されるだけです。適量は、髪の長さや毛量で異なりますが、セミロングで5〜8gを目安にしてください。手のひらで500円硬貨大に広がったら、約5g。ポンプタイプの商品は、1回押すと3g出るので、押す回数で調節できます。効果をもっと実感したいときは、使用量を多くするのではなく、使用頻度を多くしたり、髪になじませてから少し時間をおくようにした方がいいでしょう。 | ||
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コンディショナーやトリートメントは、地肌にもつけた方がよい。 |
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コンディショナーやトリートメントは、地肌につけようと思わなくても、多少はついてしまうものですし、ついてもすぐに洗い流せば問題はありません。しかし、すすぎ残しがあると、かゆみやベタつきの原因になりますので、積極的につけるのは避けてください(地肌ケア効果のあるトリートメントは、地肌につけてもかまいません)。 | ||
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トリートメントをつけた後、蒸しタオルで保温しても効果は変わらない。 |
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トリートメントを髪になじませてから、蒸しタオルでくるんで温めると、浸透効果は格段に高まります。タオルを熱めのお湯に浸してから、かたくしぼり、手早く広げて、髪に巻いてみてください。このままだとすぐに冷たくなってしまうので、上からシャワーキャップをかぶるといいでしょう。 | ||
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コンディショナーやトリートメントを使うと、パーマが落ちやすい。 |
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コンディショナーやトリートメントをすると、髪がやわらかくなって、パーマが伸びたような気がすることがありますが、実際にはそれほど影響がありません。それよりは、髪がぬれているときに、ブラシや指を通して、パーマを伸ばしてしまう方が問題です。パーマを伸ばしたくない場合は、髪がぬれているとき、決してブラシや指を通さないこと。ドライヤー乾燥するときは、髪をにぎって、手の中に弱風を送るようにすると、パーマが伸びず、自然なウェーブを再現できます。 | ||
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コンディショナーやトリートメントを使うと、静電気が起きにくくなる。 |
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コンディショナーやトリートメントの主な役割は、シャンプーのときに汚れと一緒に失われた油分を補い、髪の表面に薄い膜をつくって、外の刺激から髪を守ることです。また、シャンプーで生じた髪のもつれをほぐしたり、髪をなめらかにしたりして、くしやブラシの通りをよくし、キューティクルの傷みを防ぎます。それと同時に、ブラッシングによる静電気の発生を抑え、汚れの付着を防ぐ効果もあります。 | ||
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髪に残る香りは、シャンプーより、コンディショナーの影響の方が大きい。 |
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香りの異なるシャンプーとコンディショナーを使った場合、一般的には、コンディショナーの香りの方が強く、髪に残りやすいといっていいでしょう。ただ、香りの強いシャンプーを使った後、微香性のコンディショナーを使った場合は、シャンプーの香りが残ります。では、スタイリング剤とコンディショナーでは、どちらの香りが強いのでしょうか。最近のスタイリング剤は微香性のものが多いので、コンディショナーの香りが勝つケースが多いようです。ただ、これもシャンプーの場合と同じで、香りの強いスタイリング剤を使った場合は、スタイリング剤の香りが残ります。 | ||
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コンディショナーはどれも、髪の内部には浸透しない。 |
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リンス、コンディショナー、トリートメントの違いを説明する際に、以前は、「リンスやコンディショナーは髪の表面をコートするもの、トリートメントは髪の内側に浸透するもの」といった表現がよくされていました。しかし、最近では、リンスやコンディショナーの性能がよくなり、髪の内部に浸透するものも開発されています。ラビナスの新しいコンディショナーも、そのひとつ。「シルキーサプライ
コンディショナー」は、「天然保湿成分フルーツアシッド」が髪の内部のコルテックスにまで浸透し、髪にうるおいとやわらかさを与えます。「アフタークレンジング
コンディショナー」は、「天然成分ハマメリスエキス」が、キューティクルの層の間に浸透し、キューティクル同士の接着力を高め、髪をダメージから守ります。では、リンス、コンディショナー、トリートメントは、どう違うのかということなのですが、メーカー間で明確な取り決めがあるわけではなく、現在は区別が非常にあいまいになっています。 一般的には、リンス < コンディショナー < トリートメントの順に効果が高いと理解されているようですが、これも、どの製品にも当てはまるわけではありません。ただ、同一ブランド内に、コンディショナー(またはリンス)とトリートメントが用意されている場合には、トリートメントの方が使用感がしっとりしており、効果も高くなるように、ケア成分がたっぷりと配合されているようです。 |