平成18年度    江北中学校学校評価総括表
1 学校教育目標        
心豊かで、たくましく生き抜く生徒の育成
           
2 学校経営ビジョン      
〈学校経営ビジョン〉 生徒一人一人が学校に誇りを持ち、礼儀正しく、明るく楽しく過ごせる学校を創造する。
〈目指す生徒像〉@自他を大切にする生徒     A意欲的に学習に取り組む生徒  B個性を伸ばそうとする生徒
〈目指す教師像〉@心身ともに健康な教師     A常に理想を追い求める教師
          B仕事に誇りと責任を持つ教師 C愛情と情熱に満ちあふれた教師
〈めざす学校像〉@安心して生活できる学校       Aだれでも活躍できる場所がある学校
          B美しく整えられた学校         C自己と友が切磋琢磨する学校
3 本年度の重点目標   4 前年度の成果と課題    
@ 道徳教育の更なる充実を図り、思いやりの心を育む
A 「あいさつ」「返事」「はきものそろえ」の徹底を図る
B 「気づき、考え、行動する」態度を育成することにより、創造的な生徒を育成する。
〈成果〉 16〜17年度の道徳の研究指定時の指導により、生徒に基本的な生活習慣が身に付いてる。掃除、時間励行、集会等の態度、委員会活動が見事である。
〈課題〉 指導に従い、忠実に行動する生徒ではあるが、自らクリエイティブに創り出していこうという気概がほしい。
5 総括表          
領域 評価項目 評価の観点
(具体的評価項目)
具体的目標 具体的方策 評価 成果と課題
学校運営 学校経営方針 学校経営方針、本年度の重点目標の周知 ・教職員100%、生徒・保護者に80%以上の周知を目指す ・校内研究会で繰り返し周知徹底を図る
・学校便り、各種会合等を通じて周知を図る
・職員に周知することはできたが、保護者や地域に十分周知できなかった。PRの方法に工夫が必要。
職員の資質向上 各教科、道徳における指導技術の向上 ・教育公務員としての規範意識の高揚を図る
・研修意識の高揚を図る
・ケーススタディを取り入れて、服務規律について学習を深める
・授業研究会と校内研究会の充実
B ・ケーススタデイを取り入れた学習を通して、教育公務員として自覚を持ち職務に専念できた。全員参加の授業研修会を持ったが充実までには至らず。
保護者・地域との連携 開かれた学校つくりの推進 ・授業参観、保護者会等への出席率を80%以上にする ・学校便り等通信で呼びかける
・育友会で参加を呼びかける
・保護者に年間行事計画を配布する
A ・夏休みの親子ふれ合いは、95%以上、体育大会や文化祭も高い出席率であった。
保護者・地域との連携の推進 ・各種団体との連携を図る
・生徒のボランティア活動と地域の連携を図る
・生徒の活動に地域が参加し、地域の活動に生徒が参加する。 B 部活動単位での連携は推進できたが、地域との連携が不十分であった。
校内組織の充実 学年・学級経営の充実 ・学校運営方針の末端までの浸透
・生徒と職員の距離をできるだけ取り去る
・生徒に所属感を持たせる
・全職員が理解し、共通実践する
・朝読書、給食指導、掃除指導等を全職員で行い、積極的に声をかける
・各種行事で学年・学級の連携を深める
学年主任を中心に、職員が良く団結し、朝読書指導、給食指導、清掃指導、自主学習指導に対して全員で取り組むことができた。
主任を中心とした学校組織のシステム化 ・校長の方針を十分に理解した主任を中心とした学校運営
・学校経営参画意識を持ち、各種分掌にあたる
・運営委員会、推進委員会で十分な論議を尽くす。
・全体を見通した、各々の計画を立案する
運営委員会で十分な論議がなされ、主任を中心にスムーズな学校運営がなされた。今後は運営方針を末端まで速やかに浸透させるのが課題である。
  危機管理体制の充実 危機管理体制の整備確立 ・職員が日頃から危機意識を持って行動する
・職員がそれぞれの役割を自覚して避難訓練を実施する
・危機管理マニュアルの見直しとシュミレーションの実施
・不審者対策避難訓練の実施
不審者侵入対策については職員・生徒に対して十分な訓練を実施することができた。また、常に危機意識を抱いて職務に就いている。火災時の避難訓練を更に充実する必要がある。
  人的、物的安全管理の推進 ・交通事故ゼロの継続
・生活事故、スポーツでの事故防止
・安全点検の実施
・通学路の点検を行い、継続を呼びかける
・事故防止と緊急対応訓練
・毎月初めの点検と早急な対応
安全な生活ができるように施設設備の点検を実施し、改善務めた。生徒に対しても自覚を促す指導を行った。下校時間帯について安全を考え見直しを行った。通学路の点検が不十分であった。
教育活動                            学力向上 指導方法の改善 ・学習状況調査において県平均を上回る ・確認テスト等で定着状況を把握
・補充学習の推進
・授業研究会を行い、指導方法について検討をする。
B 学習状況調査において一部教科を除いて県平均を上回ることができた。さらに向上を目指して分析、指導中である。教科毎の授業研究会が不十分であった。
時間励行 ・電波時計使用により、授業終始の時刻を厳守する ・年間ノーチャイムにより、時間を守る習慣をつける。
・教師が率先して時間を守る。
職員、生徒ともに電波時計を意識して、チャイムがなくても自主的に行動することができた。
心と体の健康 道徳の時間における指導の充実 ・「道徳の時間」の確保と指導方法の工夫 ・発問、資料の提示、資料発掘など工夫した内容を全職員で共有する。
・生徒が心待ちにする授業を行う。
道徳の授業研究会で深めあうことができた。資料の研究会や指導案の検討会を事前十分することができた。
健康な身体作りの推進 ・朝食を取る割合を95%以上にする。
・食育に対する関心を高める。
・「早寝、早起き、朝ご飯」の推進
・食育便りの発行
・食後の歯磨きの推進
・保健便りによる健康管理意識啓蒙
保健調査で朝食を摂る割合が95%以上となった。                     食育便りを定期的に発行し、食に対する関心を高めた。                 保健便りを定期的に発行し、健康管理に努めた
生徒指導 生徒指導の充実 ・職員が平穏な中にこそ危機意識を持ち、常に観察を怠らない。
・管理職への即時連絡と即時対応
・生徒の小さなサインを見逃さない
・小さな出来事であっても即時管理職へ連絡し、システムで対応する
小さな出来事であっても即時管理職へ報告がなされ、生徒指導主事を中心にした生徒指導体制が構築された。        生徒の立場に立った生徒指導がなされた。
教育相談の充実 ・生徒や保護者が相談しやすい環境を作る
・カウンセラー、相談員、担任との連携を強化する
・担任、養護教諭、相談担当を窓口とし、安心して相談できる環境をつくる
・カウンセラー、相談員、担任との連携を強化する
相談担当を窓口に、養護教諭、心の教室相談員、カウンセラー、図書司書補、担任の連携プレーが充実していた。特に教室に入りづらい生徒に対するケアが適切であった。
人権・同和教育 人権・同和教育の推進 ・年間計画に沿った研究と実践を行う ・生徒同士が互いにつらさや悩みを出せる集団づくりの推進
・人権週間を設定し、各学級で取り組みを行う
B 休業中に講師を呼んでの職員研修の実施、人権週間での生徒に対する講演会等に取り組んだ。
日常の活動が不十分であった。
読書指導・学校図書館教育 読書指導の推進 ・年間を通して朝読書を行う
・全生徒が事前に本を用意する
・図書館の利用率の向上を図る
・朝読書の時間は、職員も読書する
・多読者は表彰する

・図書館便り等で、新刊図書を紹介する
B 静かに朝読書はできているが、内容についての指導は不十分である。全職員で取り組むようにしたが、職員も読書するようにしたい。3年生が朝自習中心になってしまった。
特定課題 オンリーワンの佐賀体験活動 郷土理解 ・県内の陶磁器生産の技術力や特色を説明できる
・他の県や海外の陶磁器対しても関心を持つことができる
・実際に陶器つくりを体験し、作品は文化祭に展示する
・陶磁器の歴史について、講師の話から学ぶ
事前学習を十分に行い、講師を呼んで予行練習をしてから陶器作りを体験した。文化祭では作品を展示することができ、好評であった。
中学校学習環境改善 1年生における少人数授業の充実 ・学習状況調査で県平均を上回る ・一斉指導の延長での少人数ではなく、少人数の良さが存分に発揮できる指導方法の研究 英語は県平均を上回ったが、数学は達成できなかった。
指導方法についての研修が十分ではなく、打ち合わせの時間も不足していた。
特別支援教育 特別支援体制の確立 ・特別支援を要する生徒の洗い出しとそれぞれの生徒の理解 ・特別支援コーディネーターを中心に研修を深め理解を図る        
・個人個人に対して理解を深め、支援体制を確立する
個々人に対する理解や対応について研修を深めることができたが、学校全体としての支援体制づくりが課題である。
6  総合評価          
・交通事故や生活事故もなく、節度があり礼儀正しく、明るい学校生活を送ることができた。
・清掃活動は校長を始め全職員が臨場指導にあたり、生徒は膝をついて床を磨くなど美しい環境を常に保つことができた。
・登校時刻は他校に比べて早く設定しているが、遅刻者がほとんどいなかった、また年間を通してクラス毎の挨拶運動が実施できた。
・校内研究の課題でもあった道徳教育は、授業研究会等を通して授業力を向上することができた、また時間確保もほぼ達成できた。
・学習状況調査で、一部を除き県平均を上回ることができた。
7  次年度への課題・改善策        
・与えられた課題に対しては従順にこなしていく生徒ではあるが、創造的ではない。自主・自立活動ができる生徒を目指したい。
・開発型の生徒指導を実施することにより、生徒の自主性や自発性を引き出し、ひいては学校の活性化につなげたい。
・学力向上が重要な課題である、各種調査により個々の能力を引き出す指導を模索していきたい。
・指導技術向上のために、各教科の授業研究会をより活性化させていきたい。
Copyright(c) Kouhoku J.H.S All rights reserved