平成17年7月

暑中お見舞い申し上げます。
 田植えの頃には晴天ばかりつづき、水不足で田植えも出来ずに困った所も一部見られましたが、まずは先輩たちの努力によりため池ダム等に蓄えられた農業用水により、田植えが出来た事に感謝したいと思います。そして田んぼの中を良く見ますと豊年エビが元気に沢山泳いでいるのが見かけられます。

それと共にジャンボタニシがある種の有機肥料の追肥により減少してきましたが規正が厳しくなり、これも又「どうかしてくれ」の声をあげたくなります。
それと同時に今年のような水不足の時には圃場整備と共に作られた、大規模な農業用ダムも大事であると共に各地域にある先人達が作り守られている小規模のため池、堤も災害防止や自然環境保全も含めて大事な宝物だと思います。それらを含め、このような中小ため池、堤を守るのも私達市議会議員の勤めだと思いますので、皆さんの声をお聞かせ下さい。

山口良広の一般質問

1.合併後の新市建設の青写真はどう描くつもりか?
・ 県の企業特区指定一号決定はどう進めるのか?
・ 保養村対策はどうするのか?

 私は今回の一般質問では自主財源の確立を目指し、県の企業特区指定第一号決定をバネに早急なる工場団地の造成を進められると共に、県にある誘致企業永続支援員(企業誘致パーマネットスタッフ)と言う制度がある訳ですが、この制度を武雄にも取り入れてはどうか?
そしてその制度により誘致企業、地場産業又武雄温泉を中心としたホテル・旅館などの業者さんそれに共にハイツを中心とした保養村周辺地のいろんな施設を含めて武雄市民の雇用の場の安全、発展を行制として手助けする事が出来ないのか?
是非、検討してくれと言った訳ですが、市としてはその制度ではなく、総務企画課の中で対応しているとの答弁でした。

 是非、市内の企業の皆さん、従業員の皆さん、気軽に相談し大きな問題にならない内に雇用の場の確保に努力したいとのことです。

2.道路行政について
・ 国道498号、そのバイパスの市内通過部分は今どうなっているのか?
 その問題点について。
・ 大型農機具の道路歩行時の安全対策について。

 道路行政では、市内を南北に若木、朝日、橘を通っている国道498号とそのバイパスはどう計画されているんだろうか?そこに住む住民の生活は守られているんだろうか?特に朝日の高橋地区から橘町の二俣、鳴瀬、片白地区と全国有数の軟弱地盤地帯を通る国道になる訳ですが、そこに住む住人の不安を和らげる道路改良はどうなっているのだろうか?
それと同時に大型化する農業機械、巾も広く対向車や後の車には見ずらい。しかも運転席の安全は無防備である。
そんな農業機械が改良され、高速運転が可能になった。道路通行は危険である。大きな事故が発生する前に道路改良をやってほしい。

 ひとつの方法として、農林漁業用揮発油税財源身替整備事業(農免農道)等の事業等を利用出来ないか?と思ったものです。でも、今の法律の解釈では出来ないとの事。
もっと勉強をしなくちゃ!ひょっとしたら全国にいい例があるかも。それ等を含め、地域住民に役立つ道路行政、それと同時に、全国的視野にたった地域発展の為にはどうしても公共事業は必要と思うので、その推進。それも私達市議会議員の勤めと思うので。市民の皆さんと共に頑張りましょう。

3.農業問題について
・ 準中山開地における耕作放棄地対策について
・ 武雄では何故施設園芸農家が増えないのか?
・ 今農業が見直され、農育、食育と言う文字が賑わっているがどんな事か?又市内ではどう発展させるつもりか?又、推がするのか?

 武雄市の農業、農村を見回してみますと、一部橋地区の平坦部を除くと回りの山々に囲まれた水田地帯です。その中で集落はその山裾に集中し、水田畑そして住宅が混住しているのが武雄市の農村イヤ、大げさに言えば日本の農村の風景ではないでしょうか?そんな中、国は農業、農村を守るべき政策として山裾の水田まで圃場整備をやり、稲作農業を中心とした農業政策を取って来たのです。

 私は今、農政は一部の認定農業者に農業は任せておけ、そしてそこに集中する事により、国際競争力のある農業者を育てるんだ。と言う政策です。本当にこれだけでいいんでしょうか?日本の経済は日々動いているのです。10年前には儲かっていた商売が今は駄目になり、次の成長産業が出て来る。それが経済社会ではないでしょうか?それゆえに企業は多角経営に乗り出して色んな所から収入を得ようとしているのです。

 それを農家生活に置き換えますと農家所得は農業+兼業収入(サラリー収入)で成り立っているのが大半の農家生活ではないでしょうか?又、ここに来て団鬼の世代が定年を迎えようとする今、山裾には沢山の新期を就農者発生するのです。その人達の「やりがい、生きがい農業」それを大事に育てて守るのも農業政策ではないでしょうか?
それと同時に、その地域には農村集落すなわち農村住民が沢山住んでおられます。その人達の地域愛、農業愛は大事な地域住民の心と思うのです。
それ等、農業者を大事にすることも大事な農政と思うのです。

 それからもう一つ、今からの時代、農業は環境保全型産業と言えると思うのです。山裾に点在する農地型が不正型、しかもアゼが高い、日当たりが悪い、時にはイノシシの被害にあう。など農業者にとっては不利な条件が多いのです。そんな水田を認定農業者を中心とした経済効率第一の農業者で守る事ができるのでしょうか?

 それゆえに私は訴えたいのです。中山開地周辺部の景観を守る事により、水資源確保、災害から地域を守る事に繋がると思うのです。それらを含めて私は山裾地域の圃場整備農業を準山開地農業地帯と名付けてその地域を政策として前記したような国土保全を含めた農業振興政策と考えるのも、私は大事な農政と思うのです。その確立を目指し、頑張って行きたいと思います。ご意見をお願いします。