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☆小杉裕子キャスター日記☆ 2008年6月〜8月分

2008年8月25日(月)

日曜日に「親子史跡めぐり」という催しの取材に行きました。
これは、自分の住んでいる郷土について知ってもらい、
自分の住むまちに誇りを持ち、愛着を感じて欲しいと企画されたものです。

自分の住んでいるまちのこと(歴史,史跡etc...)
を知るのは、とても大切なことだと思います。

私もアナウンサーになりたくて就職活動している時に、
筆記試験や面接で地元の事を問われる機会がありましたが
その時、自分がいかに地元の事を知らなかったかを
実感させられました。
就職活動中、富山県のある放送局の二次試験に
赴く前に、富山出身の同級生に富山ってどんなところ?
と聞いてみた事がありました。
その友人は、次から次へと、富山の良いところや、
おススメスポットなどお国自慢をしてくれました。
その言葉のはしばしに故郷への愛着が感じられ
”自分の故郷をこんな風に語れるのって素敵だなぁ”と
強く感じたのを今でも鮮明に覚えています。

そしてその時感じた事がキッカケのひとつとなり、
自分の住んでいるまちの事を好きな人が一人でも多くなるように、
地域密着で、いろんな地域の話題を伝えられるようになりたい!と感じました。

それまでは、アナウンサー募集と聞けばどこでも受けていた私が、
きちんと番組を自主制作している局を狙って受験を続け、
そんな中出会ったのがケーブルテレビ「ケーブルワン」(当時は「武雄テレビ」)
なのです。

ケーブルテレビはまさに地域密着。
初心を忘れず、地域の人・モノ・場所・歴史・取り組み・・・
など、これからも掘り起こし、皆さんにお伝えしていきたいです!
とはいえ、私自身まだまだ知らないことだらけ。
皆さんからの身近な情報はとても貴重です。心よりお待ちしています♪

2008年8月22日(金)

「不言実行」=あれこれ言わず、黙って(善いと信ずるところを)
実行すること。<広辞苑より>

一方「有言実行」は「不言実行」をもじって作られた
言葉で”言ったことは必ず実行すること”の意味。

目標を定めて何かを実行しようとする時、
皆さんは周りに宣言してから始めますか?
どちらがいいかはその人の価値観次第かも
しれませんが・・・。

周りに宣言したのになかなか実を結ばなかったり
結果が形にあらわれてこない時には、言ってしまった手前、
とても恥ずかしい思いをする事があります。
また、何度も同じ事を宣言しておきながら全く結果に
反映されない状態が続くと「またか」と思われ、
ついには期待もされず、あきれられてしまったりします。

要は結果を出すように、目標を達成するように、
努力を怠らずに到達すればよい事なのですが・・・
これがなかなか難しく、挫折の連続だったりします。

不言実行でも有言実行でも、努力する過程は同じ。
努力の継続はまさに自分との闘いですが、気持ちを
強く持って頑張りたいものです。

オリンピック競技の中継を見ていて、選手の皆さんの
ここ一番の粘り強さや競技を終えた後のすがすがしい表情などを見ながら、
その背景にある選手たちのこれまでの日々の努力に思いを馳せました。

日頃の生活の中で、公私どちらの場面でもですが、
自分の中で目標を定め、実現に向けて努力する事。
シンプルだけれど大切なことかなと思います。 

なかなか結果を出すのは難しいけれど
一番大切なのは「あきらめない事」。
・・・あきらめてしまったら本当に終わりだからです。

自分を奮い立たせ、周りを味方につけて、
挑戦し続けたいと思います。

2008年8月18日(月)

今年はお盆前に帰省させてもらい、
逆にお盆中は取材など仕事をしていました。
15日には、江北町の六角川袂で行われた「精霊流し」を取材。
家族揃って精霊船を見送り「またね〜」と声をかけたり
手を合わせて船の行方をじっと見守っている姿が
印象的でした。

今回は正月以来の里帰りでしたが、
やっぱり「故郷」はいいものですね。
いったん外に出ていて久しぶりに戻ると
より実感します。

「故郷」は故郷というだけで懐かしく愛おしいものですが、
家族が元気に揃うという事は、ただそれだけでとても幸せなことですね!

さて、男鹿といえば海の幸。今回も、家族ですぐそばの海鮮市場に行き、
美味しい海鮮丼を味わってきました。絶品!

 

ちょうど、北島選手がひとつめの金メダルを決めた時で
食堂では自然に拍手喝采。う〜ん、素晴らしい!

さて”懐かしい”と感じさせてくれるもののひとつに
故郷の「風景」があります。
武雄で言えば「御船山」。電車が武雄に近づき、
御船山が見えると「帰ってきたなぁ」と感じる方も多いのでは?
私の実家は秋田県男鹿市。低い山ですが小さい頃から親しみのある
「寒風山(かんぷうざん)」という山があります。その姿が見えると
「帰ってきたんだなぁ」と感じます。
あとは実家までの帰り道、車窓から見える海!
男鹿に帰ってきたなぁとしみじみ感じる瞬間です。

時が経ち、風景を含めいろんなものが
移ろい、変わっていきますが、変わって欲しくないものもありますね・・・。
自分の記憶の中にとどめておくのはもちろんですが、
自然豊かな山や海など故郷の誇れる風景は、末永く残し、大切にしたいものです。

2008年7月31日(木)

素直・・・(1)飾り気なくありのままなこと。
曲ったり癖があったりしないさま。質朴。淳朴。
(2)心の正しいこと。正直。
(3)おだやかで人にさからわないこと。従順。柔和。
(4)物事がすんなりゆくこと。とどこおりないさま。
(5)技芸などで、癖がなく、すっきりしていること。
                        <広辞苑より>

素直でありたい・・・と思っています。
経験を重ねる中で、いろんなものが邪魔をして
あ、今、素直じゃなかったなと感じる事もしばしば。
皆さんはそう感じる事はありませんか?

自分の側に受け皿がないと、いくらいい話を聞いても
こぼれてしまい、自分の中に残りません。
私が持っている器はどのぐらいだろう・・・と考える時、
それは自分次第かなと思えるのです。 
謙虚な姿勢でいられるか、周りの人の言葉や行動、
本に記された考え方などから吸収して自分のものに出来るかetc…
 
受け皿を広くするのも狭くするのも自分の心がけ次第だと思うのです。
 
今の私の仕事は、いろんな人に話を聞く機会が多いため、
よりそう感じます。最初から決め付けてしまって聞いた時には
いいインタビューは出来ません。
ある程度の予備知識は持っていたとしても、先入観で物事や人を捉えない事。
これはなかなか難しいのですが、自分自身を柔らかいスポンジのような
状態において、この人の事を知りたい!と心から思った時、
自分の中から言葉はあふれ出てくるし、相手の方もいろんな事を教えてくれます。

もちろん、表面だけ素直でもダメ。わかる人にはわかります。
その場しのぎの返事なのか、表情なのか。

例えば、違うと思った事は違うと自己主張はしなければいけないと思います。
ただ従順な事が素直だとは私は思いません。
 
ですが、自分をニュートラルな位置において、
柔軟なモノの考え方が出来るようにしておく事。
アドバイスをもらった時に、素直に聞くことが出来る事。
幾つになっても、そういう姿勢は大切にしたいと思っています。


2008年7月24日(木)

暑い!暑すぎる!
言葉に出すと、より暑い気がしてくるのですが・・・
本当に暑くて嫌気がさします。
夜もすぐに汗がじと〜っと出てきて寝苦しい日々。
何かいい対策はないものでしょうか。
東北出身の私にとって、やはり夏の暑さはこたえます。

先日も、インターハイに出場する陸上選手の取材中、
汗が後から後から吹き出てきて困りました。

汗は、上昇した体温を調整するために分泌されるそうですが、
汗には、いわゆる「良い汗」と「悪い汗」があるそうですね。
良い汗は、サラサラとしていて、肌の上ですぐに蒸発するような汗。
以前岩盤浴の取材の時にかいたような汗は「良い汗」で、
これはかえって汗をかくことでお肌がツルツルになるのだとか!
逆に、悪い汗は、大粒でだらだら流れてきたり、
肌がベトベトするような汗だそうです。・・・私はまさに後者。
やはり生活改善が必要なようです(泣)

汗の成分のほとんどは水分だそうですが、中にはミネラルも
含まれていて、悪い汗をかくと、このミネラルが放出されて
そのまま戻ってこないそうです。
体内のミネラルが不足すると、体がだるくなったり、
食欲がなくなったり・・・という事につながるそうなので要注意!
特に夏場はしっかりとミネラルを補給し、
寝苦しいけれど工夫して、睡眠をしっかり取って、
食欲がなくても栄養のある物を食べて・・・

とにかくまだまだ続きそうな暑い日々。
夏バテなどしないように乗りきりたいものです!!!

2008年7月18日(金)

カナカナカナカナ・・・
夕方、車の窓を開けて運転していたらひぐらしの鳴き声。
あぁ、夏だなぁと改めて感じました。

不思議なもので、ある音を聞いた時に、
今まで忘れていた記憶が、ふと、その音に付随して
甦ってくる事がありませんか?

それは虫の音だったり、屋根を打つ大粒の雨の音だったり
冬の早朝の、静かな中にも聞こえる音だったりします。

今回のひぐらしの声もそうでしたが、
そんな風に甦ってくる記憶は、とても懐かしく、愛おしく、
そして、切なくもあります。

五感と共に甦る記憶・・・思えば、子どもの頃から今まで、
本当にたくさんの経験を積み重ねてきました。
自分にとって大切な音・風景・香り・ぬくもり。

明後日20日、ケーブルワン創業30周年記念
NHK交響楽団特別公演を武雄市文化会館で行います。
チケットを購入して頂いた皆さん、ありがとうございました。

今回の演奏会の音も、皆さまの中に心地よい記憶として
残りますように!

2008年7月10日(木)

皆さんは「お粥」と聞いて
何を思い浮かべますか?

風邪などで寝込んだときにやわらかく炊いた
あつあつのお粥を、フーフーと冷ましながら食べると、
身体にも心にも沁みる気がしますよね。
実際、お粥は消化・吸収が良いので病気の人にも
もってこいの食事です。
ダイエットや健康料理としても注目されているこのお粥ですが、
先日訪問した韓国や中国では、昔から、朝食にお粥を食べる習慣が
あったそうです。特に韓国では「良家の嫁は20種類の粥の炊き方を
知らなくてはならない」という言葉もあるんだとか!

韓国訪問前に旅行雑誌でもチェックしていたお粥。
もちろん食べてきました!
私が頼んだのは「特アワビ粥」。アワビ粥は、もともとは
済州島の郷土料理だそうです。

 

きざんだアワビがごろごろ。味も薄すぎず濃すぎず。
かなり「美味」でした!おいしかったぁ!!!

さて、韓国では、例えば「肉」などの単品を頼んだだけで
頼んでもいないのに一緒にキムチなどが数種類ついてきます。
この付け合せのキムチの味も店によって様々。
私はカクテキが大好きなので、この写真のお店では
何度もおかわりしてしまいました。
(そう、このキムチ、おかわりも自由なんだそうです;)



そしてこちらは、一度食べてみたかった韓国料理「参鶏湯(サムゲタン)」。
内臓を取った鶏のお腹の中に、にんにく・ナツメ・朝鮮人参・もち米などを
詰めてゆっくりと煮た料理です。



さて、お粥の話を書くつもりがいつのまにか食べ物の話オンパレードですね。

とにかく、お粥と一口に言ってもとても種類が多く、朝鮮王朝時代の文献には
140種類ものお粥が紹介されているんだとか。
そういえば、大好きな韓国ドラマ「大長今 宮廷女官チャングムの誓い」にも、
水刺床(王様の御膳)に粥が出されていたような。

今回、韓国の食文化に触れて、刺激をいっぱいもらってきました。
キムチなど辛いものを食べていたおかげか、体重も増えずにほっ。
そういえば、韓国の方はスタイルのいい人ばかりで驚きました。
これも食文化のせいでしょうか・・・。

2008年7月3日(木)

実は最近「人間、びっくりすると思考回路が一時停止する」
という事を実感した出来事が!

ここ数年、いつか行ってみたいと思っていた国のひとつに
「韓国」があります。実は先日、念願叶い、短い日数ながらも
初めて韓国に行ってきました。

そう、前述の体験は韓国で起こりました。
実は今、韓国では、米国産牛肉の輸入に関連して大きなデモが
起きています。私が旅行した時も輸入に反対する市民の大きなデモがあり、
ソウルの市街地を走る大きな道路の一部が、大勢の人の行進により、
車が通れない状態に。そこで急遽、寄るはずのなかった場所へ立ち寄ったのです。

ガイドさんを待っていたその時、ぐぐっと腕をつかまれました。
しかも「小杉さん」と日本語で呼ぶ声!
えっ!?・・・一瞬、頭が真っ白に。ここ、韓国だよね???

皆さんはもうわかりましたか?

そう、視聴者の方に声をかけて頂いたのです!

世界は狭い!と思いました。そして、その偶然に
驚くばかり!!!こういう事ってあるんですね〜〜〜。

今回に限らず、例えば「あの時一本遅く電車に乗っていたら」とか、
「出掛けにかかってきた電話に出なかったら」とか、
ほんの少し、行動がずれていただけで、出遭わないでしまう人も
いるわけですよね。。。
そう考えたら、やっぱり「出会い」ってすごいなぁと思います。
私は「縁」という言葉が好きです。生きている限り、
いろんな人と関わって、つながって、影響しあっていく。

「袖刷りあうも他生の縁」とも言いますが、
縁あって関わることになった人達とのつながりを
大切にしたいな・・・と改めて感じました。

これまでになくしてしまったり、手放してしまった縁もあります。
だからこそ、強く感じるのかもしれません。

声をかけてくださった視聴者の方達、ありがとうございました!
驚きが先に来て、あまりお話出来ずにすみませんでした;

2008年6月26日(木)

梅雨の時期に毎年やってくるものといえば!

そう、甲子園を目指して戦いが繰り広げられる
夏の高校野球(正式には第90回全国高校野球選手権記念大会)
の佐賀大会です。

去年はなんといっても、地元・佐賀代表で甲子園に出場した
佐賀北高校の、甲子園での大躍進!!!が記憶に新しいところです。
佐賀在住の方も、佐賀出身など縁のある方も、
そして、全然縁のない方さえも、
球場で、テレビの前で、興奮して応援していましたよね。
あれからもう一年近く経つなんて、早いですね。

高校野球には、なんとも不思議な魅力があります。
私が高校生だった頃を思い返してみても、県大会の時点から、
各学校ともかなり盛り上がっていました。
私は放送部に在籍していましたので「行っちゃおー甲子園」という
ラジオ番組の制作を担当し、昼休みの放送で流していました。
当時の事を思い返していたら、録音機材を持って、
野球部の部室にお邪魔した記憶が急によみがえってきました。
汗の匂いと共に!・・・記憶も、不思議なものですね(笑)

佐賀大会は7月5日に開幕します。
ケーブルワンを含む県内ケーブルテレビ局10局の共同制作で
今年もみどりの森県営球場から、準々決勝までの試合の模様を
連日生中継します!(ブルースタジアムでの試合はエリア内の
高校を中心に録画放送予定)

仕事などで球場に足を運べない方、テレビを要チェックです!
(夜には再放送も予定しています。)

懸命に練習を重ねてきた高校球児達、精一杯応援したいですね♪

2008年6月25日(水)

先日の岩手・宮城内陸沖地震では
実家の秋田も震度4を記録し、母の話では
かなり揺れ、思わず外に飛び出したと聞きました。

すぐに思い出したのは、私が小学校2年生の時に
経験した「日本海中部地震」です。あの時は
地元の男鹿半島に大きな津波が押し寄せ、
津波だけで100人の方が命を落とされました。
小学校2年生の時の記憶ですが、恐怖の為か
今でもハッキリと覚えています。算数の授業中で
もうすぐお昼になろうかという時でした。
人間、怖い思いをした時の記憶は鮮烈に残って
いるものなのかもしれません。

地震はないと言われていた佐賀県でも、
2005年3月20日に大きな地震がありました。
現在、ケーブルワンでも「緊急地震速報システム」という
システムを、希望する加入者の方に使って頂いています。
これは、地震が来る前に「震度○、○秒前」と
警告音と共に知らせてくれるスグレモノです。
この数秒が、身の安全を確保する貴重な時間になります。

様々な情報が目に、耳に入ってくる今の時代。
自然災害に限らずですが「対岸の火事」と思わず
自分の事のように引き寄せて考えたいものだな・・・と
感じています。
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