五行詩 千首行 |
★21日目〜40日目★ |
悲しいのは 傷むからなのか 失ってしまうからなのか もう わからなくなった |
NO.40 01/11/16 |
いのりだけで そのいのちが 救えるのなら いくらでも いくらでも |
NO.39 01/11/15 |
なまけもの 文字さえ 読まなくなる時が 来るのを 恐れて |
NO.38 01/11/13 |
ひとつぶの 種 畑に落ち どうか芽を出せ いのちの木 |
NO.37 01/11/12 |
屋根の上を行く 熱気球の バーナーの音に 起こされる 朝 |
NO.36-2 01/11/11 |
薄曇りの 明け方の空に 熱気球 バーナーの 炎だけが赤く |
NO36-1 01/11/11 |
子供が 生まれるまでの 長い月日 今日 明日を数えて |
NO.35 01/11/09 |
冷えた朝 空に 切れ切れの 雲に紛れた 白い月 |
NO.34 01/11/08 |
祈りは いつも 心の中 声を上げれば 壊れそうで |
NO.33 01/11/06 |
大好きな 風景は いつも 目を閉じると そこにある |
NO32-2 01/10/04 |
天気がいい日は ちょっと迷う お布団を干すか 子供と 遊びに出かけるか |
NO.32 01/10/04 |
軒に 滴が見えた 音もなく 冷たい雨が 降っていた |
NO.31-2 01/11/01 |
カレンダーが また一枚 少なくなって また一枚 重ね着する |
NO.31 01/11/01 |
変化は 目に 見えない 鼓動が聞こえる その日まで |
NO.30 01/10/31 |
長い夜 道は 見えず 風の 冷たさばかり |
NO.29 01/10/29 |
音もなく 輝く 花びら 打ち上げ花火 秋の月夜に |
NO.28 01/10/28 |
大好きな人に 会った 会いたかった人に 会えた 誕生日 |
NO.27-2 01/10/27 |
言葉を発して 思いを 伝えることから 始まる 新しい出会い |
NO.27 01/10/27 |
記憶した 言葉の引き出しは 頭にできるの? それとも こころにできるの? |
NO.26-2 01/10/25 |
あのね、あのね、あのね 思いを ことばにするのは むずかしいね ゆっくりいこう |
NO.26-1 01/10/25 |
月の 半分の行方を 語るには 明日が 必要 |
NO.25 01/10/24 |
蜘蛛の巣の すみで 輝き出す 思いのつまった かくれが |
NO.24 01/10/23 |
夜を 連れてくる 金色の アンチェイリアスの 月 |
NO.23 01/10/22 |
まるで 飛行機に乗っているよう どこへたどり着くのか わからない 不安 |
NO.22-2 01/10/20 |
帰る道が わかるうちは 予想の範疇 もっと先へ行けば 夢の世界 |
NO.22 01/10/20 |
裸足で 大地を 感じる 忘れていた感覚が 研ぎ澄まされる |
NO.21 01/10/19 |