Q1 |
毎日シャンプーすると、髪に負担がかかる。 |
ウソ |
毎日シャンプーしても、必ずしも髪に負担がかかるというわけではありません。スタイリング剤をお使いの方は、むしろ、毎日洗わないと、髪や地肌に汚れがたまり、悪影響を及ぼすでしょう。シャンプーでの傷みを気にするなら、洗髪頻度より、雑な洗い方を見直してください。シャンプーするとき、髪をゴシゴシこすり合わせて、キューティクルを傷つけないこと。そして、すすぎを十分にすること。毎日洗う方は、とくにこの2点を守り、髪をやさしく扱うように心がけましょう。 |
Q2 |
2度洗いは、髪を傷めるのでやめた方がよい。 |
ウソ |
1度洗いにするか、2度洗いにするかは、髪の汚れ具合で決めればよいこと。2度洗いしたからといって、必ずしも髪を傷めるわけではありません。スタイリング剤を大量
に使っていたり、外気の汚れた場所に長時間いたりして、髪がひどく汚れていると、シャンプーの泡立ちが悪いことがあります。泡立ちが悪いときに、無理に髪をゴシゴシ洗うと、キューティクルが傷ついてしまうので、こんなときは2度洗いをおすすめします。1度めは、軽く泡立てる程度で、さっと洗い流し、2度めにたっぷりと泡立てて、指の腹で地肌をマッサージするようにして洗うと、髪を傷めず、しかも、汚れをきれいに落とすことができます。 |
Q3 |
髪を洗うときは、できるだけ低温のお湯の方がよい。 |
ウソ |
髪の中からタンパク質が流れ出すの防ぐ(ダメージを防ぐ)という意味では、水温は低い方がいいのですが、あまりに低いと、汚れ落ちが悪く、すすぎ残しが多くなってしまいます。基本的には、気持ちよいと感じる、熱すぎず、ぬるすぎないお湯で洗っていただければ、問題はありません。 |
Q4 |
生理中はシャンプーをなるべく控えた方がよい。 |
ウソ |
とくに控える必要はありません。ただ、生理前の1週間ほどは、ホルモンのバランスがくずれて、肌が敏感になる方もいらっしゃるようです。気になるようでしたら、シャンプー回数を少し減らすか、またはシャンプーの使用量を少し減らして、すすぎをよりていねいに行ってください。 |
Q5 |
朝シャンプーするのは、髪によくない。 |
ウソ |
以前、「朝シャンはハゲる」という噂がありましたが、そんなことは実際にはなく、シャンプーは朝でも夜でも、どちらでもかまいません。大切なのは、どちらの場合も、ていねいに洗い、十分にすすぐこと。とくに時間がない朝は、シャンプーやすすぎが雑にならないように気をつけましょう。また、ぬれている髪は水分を含んでパンパンにふくらんでいるため、ちょっとした摩擦でも傷つきやすいので、洗ったら早めに乾かすことが大切です。 |
Q6 |
カラーリングした翌日は、シャンプーをしてはいけない。 |
ウソ |
カラーリングの色落ちを気にして、シャンプーを控える必要はありません。ヘアカラーやヘアマニキュアなどのカラーリングは、染料が髪の内部に浸透し、定着することによって、髪色を変化させるというもの。浸透しきれずに、髪の表面にある染料は、シャンプーで落ちるべくして、落ちるもの。髪に残したままだと、かえって髪のためによくありません。とくにヘアマニキュアはすすぎが不十分だと、タオルや衣類、枕などに色移りすることがありますので、十分にすすぎましょう。 |
Q7 |
シャンプーする前には、髪のもつれをといた方がよい。 |
ホント |
髪がもつれたままシャンプーすると、からまりがとれなくなり、無理にとかそうとすると、キューティクルを傷めてしまいます。とくにロングヘアの方は、シャンプーする前に、毛先のもつれを必ずとかすようにしてください。 |
Q8 |
抜け毛が多いときは、シャンプー回数を減らした方がよい。 |
ウソ |
抜け毛を気にして、シャンプー回数を減らす方がいらっしゃいますが、これではかえって汚れをひどくし、刺激物質(抜け毛の原因)を増やしてしまいます。抜け毛が多いときは、低刺激性のシャンプーを使い、地肌を指の腹でやさしくマッサージしながら洗い、つねに清潔に保つように心がけましょう。1日に50〜100本程度の抜け毛なら、心配はありません。ブラシに異常に細すぎる髪や細くて短い髪がついているときは、ヘアサイクルが乱れていますので、地肌の血行をよくする薬用育毛ローションをお使いになることをおすすめします。 |
Q9 |
頭がかゆいときは、地肌に爪を立てて洗った方がよい。 |
ウソ |
地肌も、お肌と同じように、一定のサイクルで生まれ変わっています。ところが、シャンプーのときに、爪をたてて地肌を洗うと、それが刺激となって、地肌の生まれ変わりのサイクルを乱してしまいます。地肌がかゆいということは、その部分がすでに少し炎症を起こしているということ。それに、さらに爪による刺激が加わると、生まれ変わりのサイクルが速くなり、フケが異常に多くなってしまいます。地肌を洗うときは、絶対に爪を立てず、指の腹でマッサージするように洗ってください。 |
Q10 |
髪の汚れがひどいときは、髪をこすり合わせるようにして洗った方がよい。 |
ウソ |
キューティクルは摩擦に弱く、とくにぬれている状態のときにこすり合わされると、簡単に欠けたり、はがれたりします。ですから、髪を洗うときは、絶対に髪同士をこすり合わせてはいけません。シャンプーがよく泡立ったら、指の腹で地肌をマッサージするようにていねいに洗います。髪が短い人は、これだけで十分に汚れが落とせます。ロングヘアの人は、指をやさしく髪の間に通
し、毛先まで泡を送るようにしましょう。こすったり、もみ洗いしたりしなくても、汚れはきれいに落とせます。 |