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PRPMISE〜無極

PROMISE (無極) プレミアムBOXPROMISE (無極) プレミアムBOX
 ■2005.02.11(121min.)
 ■監督:チェン・カイコー  
 ■出演:真田広之 チャン・ドンゴン セシリア・チャン ニコラス・ツェー 
 ■製作: 配給:ワーナーブラザーズ

レビュー(1)

無極、それは運命(プロミス)------

 鮮やか海棠の樹、舞い散る花びらから物語りは始まる。
(それにしても満神はいい神なのか、悪い神なのかよくわからん)
しかもタイトルの「無極」が赤い筆文字でバーンと画面に出てくると、思わず「仁侠映画かい。」と軽くツッコミを入れたくなる・・・。

キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!!
花鎧の大将軍さま!
悠然と歩く姿も麗しく、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花!
金の兜と傲慢な微笑みがお似合いの45才。

奴隷を購入ついでに、一番顔のよかった昆崙(チャン・ドンゴン)をお肉でナンパし、軽く弄ぶ姿が絶品です。
しかもアツアツお肉を「ふーふー」してあげるお茶目さは、全ての民を虜にしてしまう隠されたテクニックと言えましょう。

デタ---------w( ̄▽ ̄;)w-------ワオッ!!
「ぬははは」笑い
(貴様は世紀末覇者・ラオウかよっ)
笑い声1つでその高慢ぷりをアピールできるなんざただ者ではありません。

さあ、馬蹄谷では光明群の真紅のラインも華々しく過酷な撮影を思わせる秘境地で、大将軍様がわざとらしい細いヒゲをたたえ、谷上で冷たくもマニアにはたまらない視線を投げかけておられます。
 そこへ、真紅の薔薇の花鎧の甘い香に誘われてか蜂が纏わりつきます。
しかもその蜂を追い払おうともせず、捕まえようとしちゃう大将軍様。
下ななめ45度の視線にノックアウトです。

嗚呼、握り潰されていいからその蜂になりたい・・・
って、その鎧の花は生花かよっ(* ̄o ̄)ゝ!
凄い発達した文明時代の物語りだな、おい。

 その頃、谷は奴隷たちが牛の追われて大騒ぎです。
ただし韓流スター・ドンちゃんを除いては。

谷から逃げようと這い上がってきた奴隷に無慈悲にも
「放て。」
と矢を射る大将軍様ですが、そのマニアを魅了する非情な笑みが昆崙の活躍に目を見張ります。

そう、まるで恋に落ちたように・・・(BOY MEETS BOY?)

(ここでTRFの『BOY MEETS GIRL』が浮かんだ人は年がバレます)

そしてここで鼻血の出そうなニヒルなサナーの「しー。」があります。
きゃあ!と胸がときめいたその瞬間、大将軍様の突撃じゃー!
騎馬はさすがのカッコ良さ!
雄叫びあげながら剣をふりかざし、ボーガンで昆崙を煽る将軍様は無敵に相応しい傲慢っぷりです。
さすがです、真田さん。

金色の流星錐をぶんぶん振り回しながら光明の大活躍がはじまりました。

ザッツ ショータイム。

あまり強そうには見えない武器ですが、思わずキルビルの栗山千明の「ゴーゴーボール」を彷佛とさせますが、やっぱ年季の入ったJACは違います
頭には花嫁のカツラより重いと思われる金の兜を被り、ものともせずワイヤーアクションをこなします。
その派手な出で立ちと流星錐を自在に操るその姿はいささか「少年少女上海雑疑団」とかぶりますが、縦横無尽に暴れる元祖アクションスターの健在っぷりを堪能いたしましょう。

 よく見れば光明1人で戦っていたような気もしますが、勝ったんで手下どもは大喜びで大将軍様を胴揚げです。
まるで真紅の海上を跳ねるような軽やかな滞空時間。
そこで何より嬉しいのは・・・

悦びから零れる甘い吐息!

大将軍様の「( ´△`)アァ-・・・」とイケナイ妄想さえ引き起こされる掠れた声。
たっまんねぇ〜!

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..

そして、光明はさっきの走りっぷりに惚れて昆崙を素敵な富士額でナンパにきます。

光明「今日からわしがお前の主人だ。」
昆崙「ご主人様〜〜〜〜〜(意訳)」

そして魅惑のサナー目ビームに一瞬にしてヤられた昆崙は、王様救出に向かう光明の後をついていくのでした。

 それなのに。
あ〜、それなのに。
道に迷う大将軍様!
何て大きな迷子さんでしょう( ̄(エ) ̄)ゞ クマッタナー。
デパートのアナウンスさんもちょっと苦笑いです。

 しかも肝っ玉の小さい光明は闇が恐いのか、剣をぶんぶん振り回しながら逃げ腰です。
そこでどんなにカッコつけてみても額の汗がかっこ悪(笑)。
「恐いよ〜!ヽ(´Д`;ヽ≡/;´Д`)/。」
と顔に書いてあるかのごとく、無気味な女が現れます。
さらに初対面にも関わらず、どう見ても場違いな真っ赤な衣装のその女の言葉に惑わされるノミの心臓の光明。
加えて、カンタンに口車にのっちゃうお茶目さん。
最高です、真田さん(/・ω・)/ ...。

しかし、それは満神だったのです!
冒頭で満神は人に道を与えるだけで選ぶのは本人とか言ってるのに、なぜか光明にだけはキビシイ。
勝手なやっちゃ〜。
ってか、将軍様にはありえない程、精神力弱過ぎです。

神さまにズタボロに言われてすっかり気落ちしてるところへ、追い討ちをかけるように鬼狼が襲ってきます。
アッサリ負けて「脱げ」と衣類を強要されます。

って言うか、傷付いた弱々しいサナーって素敵!

手負いの色男は豊満なエロスをタチドコロに充満させます。
その喘ぎ声で、ご飯が10杯いけそうです。
という「やや」オッサンな個人的感想はおいておいて、いざと言う時に役に立たない昆崙が光明を救います。
ってか、ドンちゃん顔近いよっ
サナーの息が顔にかかっちゃう〜〜("▽"*) ♪
という本筋とは全く無関係な個人的感想はおいておいて、光明は昆崙に「王様とは」と人となりをレクチャーします。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..

 出た!そこまでキレイじゃない王妃さま。
そしてキタ---!無歓の指を象った金の錫杖(←ホシィッ☆O(> <)o☆o(> <)O☆ホシィッ)
そして世紀の大間違い、王様を殺しちゃう奴隷。
いやっほ〜い! 面白くなってきた。

そして王妃は人を見た目のみで判断し勝手に光明と誤解し、昆崙といきなり逃避行し、崖に無歓に追い詰められ、「しっかり生きろ」の奴隷の言葉になぜか心を開く化粧は濃いのに単純な女であったのだ(?)
ここは結構重要なシーンであるにも関わらずニコラス・ツェー扮する北の公爵・無歓のコスプレっぷりと人間椅子を引き連れるこだわりっぷりに目がいっちゃうので要注意です。

 ナルシストなコスプレ公爵はマニアな趣味の持ち主だったため、傾城に羽毛を着せ鳥かごに軟禁します。
アキバくんたちが大喜びしそうな趣味です。
しかも無歓はいつも1人芝居ががって面白過ぎですがここでははしょります。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..

 何と言うことでしょう!
光明は王様殺しの汚名を着せられ、被髪になり上肢を縛られ吊るされます。
マニアには御馳走なこの光景。

「わたし脱いでもすごいんです。」

と聞こえてきそうなサナーのがっちりした体に目線は釘付けです。
そこへ同じくやつれたサナーの麗しさを間近で堪能しようと満神がやってきて、またもや勝手に運命を押し付けてとっとと去ります。
相変わらず勝手な神様ですね。

 運命を告げられ、やや涙目の光明。
夕日に映える切ない表情がたまりません。
ここでも眼球の水分調節自由自在。
ナイス ( ̄一* ̄)b サナー!

んでもって昆崙を探し出し、軽く八つ当たりしてトムの時と同じように首筋に剣をおろしマスター・オブ・殺陣は健在であることを証明します。
そして幼稚園児のように花鎧を着せてもらう光明。
子どもっぽくてかなり可愛いすねた表情。
はい、ごちそうさまでした。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..

昆崙が鳥かごから傾城を救出し、ここから中国映画がハリポタにしかありえない映像が続きます。
ここまでくると昆崙は人ではありません。
空飛ぶしさ〜ヽ(;´Д`)ノ
二人で逃げ出そうとし、コスプレ公爵が優雅に邪魔し、次のステージへレッツゴウ★

そこへ!

きました!
太陽の兜の大将軍・光明さまがお馬さんでお迎えです。
しかもJACも真っ青なアクロバットな乗馬を王妃に強要し見事に奪取!
やっぱりサナーのお相手はこうでなくっちゃいけません。

しかし印象に残るのは鼻血を流しながら真剣な昆崙と無歓!
日本のバラエティなら完璧にコントです。
しかもその時のセリフが「バカな・・・。
って、お前らの方が「バカな」だよっヾ(`◇´)ノ彡☆!!

ここでも相変わらず公爵は面白過ぎですがはしょります。
身勝手な感情で乱舞し部下を虐殺する公爵は武器にも衣装にもこだわりを見せ、手を抜きません。
掴まった昆崙はナゾの球体(フジテレビじゃないよ)で鬼狼を追いかけっこしたりしますがここもはしょります。

だってここは真田広之マニアサイトだから!

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