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はつ恋

はつ恋  【はつ恋
 ■2000.04.01 (115min.) 
 ■監督:篠原哲雄
 ■出演:田中麗奈、原田美枝子、真田広之、平田満
 ■製作:「はつ恋」製作委員会、配給:東映

レヴュー

うっw( ̄Д ̄;)w!!。
真田広之マニアにはなんて心臓に悪い映画だ(ハッ!もしやワタクシだけ?)

ワタクシにとって真田広之とは、
一方的な存在であるが故に絶対的な楽しみの対象」なのです。
つまり、手の届かない雲の上の存在でいて欲しい。
そしたら、ずっと勝手に好きだからって事(゜ー゜)(。_。)ウンウン。

身近に存在されたら鼻血による出血多量で昇天してしまいます(爆)。

な〜の〜に〜っ!!
身近に感じてしまうこの映画(内心かなりウレシイ。)
基本的には見ないタイプの邦画なのですが(アクション時代劇大好き)、真田広之出演となれば話しは違います(○゜ε^○)v ィェィ♪。
さあ行くぞ!!めくるめく真田氏ワールド。

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最初、ジラされます。
ねぇ、まだ?まぁだ?って感じです。
やっと、登場か?
と思ったらロングのシーンが多用されているためかなりストレスが溜まります。
しかし、後に一気に解消されますので、ま、いっか=^-^=うふっ♪

真田氏扮する藤木真一路さんは小汚いオッサンという設定らしい。
ボサボサ頭髪に無精髭、衣類にも無頓着なご様子で態度、仕草もやさぐれておいでです。
けど、最初から見え隠れする「カッコいい紳士」の藤木さん。
どんなことをされても品のある人間は存在するのです。


駄菓子菓子!
もうすでにこの時点でノックアウトは確実です。
カッコ良過ぎです、真田さん。
よくありますよね?
女子が男子の部屋にいって「もー、片付けなよー。汚いんだからぁ。」とか言って嬉しそうに世話をやくこと(●⌒∇⌒●) 。
皆さんも過ぎ去りし日々にそんなご経験はなかったですか?

つまり、藤木さんは俗に言う「母性本能をくすぐりまくる」真田広之なのです(断言。)

以前も世の女性たちの母性本能をくすぐった高校の先生役をされますが今回は違うものがあります。
約10年程経過したため「フェロモン倍増」と言う点です。
もう溢れる溢れる隠れきれない真田フェロモン大量放出。
出血大サービスに他なりません。( ̄ii ̄)

わざとぶっきらぼうにしゃべる口調も思わず後ろから抱きしめたくなります。
ハッ!イケナイッ!ワタクシの信念はどこへ行ってしまったのっカムバ〜ック!!

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だ、だめだわっ真田ビーム!!^(# ̄□ ̄)^o―∈‥・・━━━━━━━☆。

・エステに行かれて「顔、きもちー」とか言いながら一瞬目を開けて(たぶん)エステのおねーさんノックアウト、とか

・サウナBOXから出てきて鍛えんでもいい身体してんじゃん、とか

・ドカっとすわってタバコに火をつけたり、新聞読んだり、お布団のゴロンってしたり、とか

・聡夏チャンを出し抜こうとしてズルッとこけたり(@゜Д゜@;)あら・・・?、とか、

・喫茶店で「オレにホレたか?」(はい、間違いなくホレました。)って言ってみたり、とか━・:*(〃∇〃人)*:・━!!!

・聡夏チャンにシェーッってやらせてマジ顔になって喫茶店出て行ったり、とか

・夕焼けを窓越しバックに上向いて物思いにふけりつつレコード抱きしめて切ない表情したり、とかΣ(T▽T;) !

・聡夏チャンと銀座デートして回転寿司屋で心をかなり開いてきて自分のことを話したり(「知らん」がいいよね?!、父と娘って感じだけど男としても話してる感じがまたgood!)、とか

・聡夏チャンの服を選んだり、メークされてる時に鏡をのぞきこんだり少年っぽいところ、とか

・観覧車に乗ってビール飲みながら志津枝さん(原田美枝子さん)との思い出をフィードバックしたり、とか

・この時聡夏チャンにバンドエイドまいてもらって子どもみたいに従順っぽかったり(レナもきっとノックアウト)、再び、聡夏チャンが訪れた日の 遠いあの日に憶いを馳せる目線と仕草とフェロモンとか
このシーンはかなり素晴らしい、もうクラクラして貧血で倒れそうなワタクシ.....。

・志津枝さんとの再会をこっそり果たして自分を振り返り自分なりの決着をつける覚悟を告白する時、とか

「藤木くん、そのスーツよく似合ってるわ。ほんとよ、よく似合ってる。」
って言われ、振り替えり涙をいーっぱい溜めたような潤んだ瞳で「ホントにありがとう。」って一生懸命に笑ってみせて潔く去って行くシーンとか、ほんとに

カッコ良過ぎでしょう、 真田さん!

あまりにもかっこよすぎて身体中の毛穴から出血しそう.......。
こんなに素敵に方は絶対にその辺にはいらっしゃらないのはわかりきった現実なのに、そこにおられるように錯覚させてしまう素晴らしい表現力。

過去にあった「何か」は語られてないけれど、その場の雰囲気だけで触れてはいけない「大切なもの」を伝えてくれる藤木真一路さん。
儚く切ない男の人をオルゴールのメロディのように心に響かせてくださいました。


どんな役でもホントにその人にしか見えない。
真田氏の抜群の表現力はこんな切ないけどかわいらしい物語りのなかでもポッとそこに光りがあたっているように感じます。
すごいなー、ホントに凄いお人だなー。(尊敬)


はつ恋
はつ恋・・・心の底にそっとしまっておきたいようなお話です。
原田美枝子さんが儚くて切ない。平田満さんがいぶし銀でこっそりカッコいい。
麗奈ちゃんもいい感じ。
真田氏のいい男ぶりが1200%発揮された逸品にございます。

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